矯正について
『矯正治療の検査』って何? その検査は必要?
こんにちは。本田淳也デンタルデザインクリニック院長の本田淳也です。
今日は矯正治療に必要な「検査」についてご紹介します。
1)お口の中の写真撮影
一般的に『口腔内写真』といいます。患者さまの歯並びを5~8枚程度撮影し、今の状態を確認します。治療期間中や治療終了時にも撮影し、治療の進行具合や仕上がりを観ることが可能です。
治療前後の写真は印刷して患者さまにお渡ししていますので、素敵な記念になりますよ。
2)お顔の写真撮影
4~6枚ほど撮影し、患者さまのお顔のタイプ、スマイルラインなどの参考にしています。レントゲン撮影の写真と重ね合わせを行い、治療前後のイメージ画を作製することも可能です。
3)レントゲンの撮影1
お口全体をみることができるパノラマ撮影を行います。一般的には虫歯や歯周病の確認に用いる撮影方法ですが、矯正治療では噛み合わせ(歯の根の平行性)の確認などに用います。半年〜1年に1回程度撮影し、治療の進行具合の確認を行います。
4)レントゲンの撮影2
一般的に『セファロ』と言われる頭部X線規格写真を撮影します。専用の分析ソフトを用いることで、患者さまのお顔の特徴を数値化し、治療方針決定の参考にします。お子様の成長記録(成長観察)に用いることも可能です。詳細はカウンセリング時にお尋ねください。
5)お口の中の型取り → 石膏模型の作製
お口の写真だけでは判断できないことがあります。患者さまの石膏模型を作製することで、歯並びの大きさや歯のサイズを計測することが可能となります。必要に応じて治療前後の予測模型を作製することも可能です。患者さまの治療前後の模型はクリニックで大切に保管しています。
1)〜5)が自由診療(自費診療)の検査項目です。
※費用は治療終了時までのトータルフィーとなり、追加費用はありませんのでご安心ください。
6)〜8)は外科矯正が必要な患者さま専用となります。
6)レントゲン撮影3
顎の関節を撮影します。お口を閉めている時、開けている時の左右バランスや関節頭の形をチェックします。
7)筋電図測定
筋肉が動くときに微弱な電流が発生します。この『微弱電流の測定』をおこなう検査項目です。お口を閉める筋肉と開ける筋肉の微弱電流を測定し、筋肉の左右バランスや筋力を確認します。
8)顎運動測定
専用の機材で顎の動きを三次元計測します(アルカスディグマII, Kavo社)。検査6)や検査7)と組み合わせて、治療方針決定の参考に使用します。詳細はカウンセリング時にお尋ねください。
※外科矯正を行う患者様は検査1) 〜検査8)が必ず必要となります。検査費用は保険診療に準じます。①治療開始前、②手術直前、③装置撤去時の全3回検査が必要となり、それぞれの検査時に費用をご負担いただきます。
以上が歯列矯正治療に必要な検査項目となります。
この検査を省いて『安さ』を提供している歯科クリニックもございますが、治療を受けるのはあなた自身です。安心•安全な『治療の質』のために必要な費用と考え、『歯列矯正の認定医』が常駐しているクリニックを選択してください。
本田淳也デンタルデザインクリニックへのご相談お待ちしています。